海を汚すもの、里を汚すもの。 

プラスチックゴミの海洋汚染や、

森林伐採や農薬散布の大地汚染。 

それってほんとの原因だろか？と考える。

原因の一部ではあるだろうけど、根本解決ではないよな、と。

最近、農家さんと話す機会がありました。

初めて会うじいさんが1人。 

最初っから攻撃か？みたいなファイティングポーズ。 

その打ち合わせにはわたしの妹夫婦も一緒に連れて行ったのですが、 

いきなり、 

『農薬使って農業するなら金儲けのお姉ちゃんと青森帰りな』

 って言われたの。

※こっち無農薬だし、聞いたらじいさんの方が減農薬で。

ん？どの立場から物言ってんだ？

こっちはあんたを必要としてないんだけど？ 

金儲けのお姉ちゃんて、わたしをそんな風に見てたんだあ。 

だから言ってやったよね。 

農業やるならお金はちゃんと儲けなきゃダメ。

大変な労働に対する対価が低すぎる。

それは怠慢。努力しなかったってこと。 

あなたは農業のことを

何も考えていない。 

って。

わたしの腕についてた時計やパワーストーンのブレスレットが、

カフェのテーブルをかんかん鳴らしながら

言われた3倍で返事したよね。

後世に残る土を農薬を減らして守っても、

儲からなきゃ、稼げなきゃ、誰も後を継ぎたくない。 

農業という農の生業の中には

土の営みも経済の営みも含まれている。

経済が潤っていないのなら自然の法則に反している。

それを農業とは呼ばない。

農薬は確かに畑を汚してるのかもしれない。

でももっと汚してるのは稼げずに

気枯れした農家だと思う。

農協のことをいくら叩いたって

自立しなかったのは農家自身。 

そうゆう組織って最低限の補償に利用するべきなんだけど、

全身全霊預けてたら身がもたないよ。

うちも実家は農家です。 

わたしが幼い頃は家族も親戚も若い労働力だった。 

1人ずつ動けなくなっていくのを見ながら、

売る場所は農協しかないの？

親戚に配る分はただであげて？

それって衰退しかなくない？ 

先がわからなくて、

わたしは別ルートで独立しなきゃなって

上京したんだよね。 

それが、

人間関係に疲れたときに

うっかり触ってしまった土で、

畑やりたい欲が猛烈にかきたてられて、

どこでもいいから大きな畑がある場所に

移住したいと思ってたら、壱岐島が選ばれたような今です。

土いじり楽しいの。

野菜は育っていくのが楽しい。

売ってみたかったけど、

他のことで忙しくなったり、

落ち込んだりしながら、

今年、突然、農大出身で農家の妹夫婦が、

壱岐島に移住してきた。 

わたしが売るから、あなた達はつくってね。  

っていうこのシステム自体、新しいんだと思ったよ。

 農家って自営業カウントだけど、

農協に寄りかかっている以上、

ほんものの自営業ではないもったいなさがある。

ほんものの自営業って、

値段を自由に決めれて、自分だけのお客さんを持ってるはずだし、

働く時間も自由に決められる。

だから世の中の“自営業”に自分ビジネスははまらなくて、

あえて新しい言葉をつくるなら“自由業”でもなく“自分業”です。

“自分業”ってそこに意志がある感じに聞こえる。

そして、

SNSやオンラインショップは必須なんだけどね。 

今まで自分が所属していた組織をバーチャルにつくり出したり

なりたい自分になっていく。 

↑↑ここ、ご年配の方はすんごいハードルが高いとこなんだと思うのね。

さらに、たくさんの人と繋がたって

心が通わなければ豊かさを忘れる。

たくさん稼いだって忙しすぎたら心を失う。

その調整は死ぬまでつづくのに、

スタートが遅ければもっと先を見れずに死んでしまう。 

※でも始めるのに遅いってことはないですけどね。

土触るなら楽しくなきゃダメよね。

お金は人間のビタミン剤。

お金のためにやってるんじゃない！

とか言っちゃうからお金から嫌われてるのわからないのかな？？？

わたしのこと、金儲けの姉ちゃんて言ったじじい、

一生儲からないで人生終われと思いました。

わたしは、お金が嫌いな人が嫌い。

お金を愛そうとしない人を愛せないです。

 お金、確かに汚いです。

人の手垢まみれで汚いです。

でも、洗うと綺麗なんだけどな。

わたしは、やっぱりお金に対する人々の苦手意識を取り払いたいですよ。 

お金つかって生きてる限り、

お金のこと毛嫌いできないはずなんだけどな。

お金じゃないとか、

結果じゃないとか言ってる人で、

人や情報に恵まれてる人も見たことないです。

 金脈、人脈、情報脈は、セットであり等しく作用してるはずなんだよね。

農協とか漁協とか、行政も含めて組織は

“天下”ではなく“地上”に社会の基礎として存在しなきゃいけないと思っています。

人々が自由に飛び立てるための跳び箱的な役割が相応しいの。

踏み台だからこそ敬意をもつことができる。

わたしは組織とかしくみ自体は好きだけど、

そこでふんぞりかえってる人が嫌い。

様々な制度で助けられてきました。

だから死ぬまで税金納め続けたいの。

さやりんご🍎